2012年03月06日

カレンダー寄贈巡回中、被災者の方からのお話 その2

アイ企画スタッフの千田です。
前回に引き続き、カレンダー寄贈時に伺った、被災者の方のお話を掲載いたします。

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カレンダー寄贈子供たち2.jpg

津波が引いて2日間、寒い校内で子供達は寄り添っていた。
停電がつづき、電話をすることもできなかった。

ガレキの山で埋もれていた道を、自衛隊員がやっと開いた。
迎えの家族がやってきて、子供達はやっと校舎から去っていった。

その中で、ポツンと残された数人の子供たちがいた。
その子たちの親は看護師、教師、保育士等だった。


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カレンダー寄贈子供たち.JPG

大船渡の中学校を訪問した時、校長先生からお話があった。

「今から教室に入りますが、
このクラスの生徒で昨日、行方不明の母親がDNA鑑定で判明したのですよ!」

カレンダーを手渡す時、その生徒は無言の表情で受け取った。

「頑張ろう」とかいった励まし言葉よりも、
「生命を大事に生きようね」と、握手するのが精一杯だった。
お互い言葉は出なかった。(大船渡)


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津波による被害にあった家.JPG

突然の大揺れ。
宮古の居酒屋の主は、棚から落ちる酒ビンやお皿を見る余裕もなく外へ逃げ出した。
「津波が来る」と直感し、車に妻を乗せて逃げようとしたが、
その時、家に飼い犬をつないで来たことを思い出した。

大通りに出る前に家に戻り、犬の様子を見に行った。
後ろを見ると、大きな津波が大通りを埋めている。
着いてみると、家は犬と共に無事だった。

「犬を迎えに行ったことで私たちは救われ、居酒屋を再開することもできました。」

居酒屋の壁には、頭上まで浸水した跡が、くっきりと残っている。(宮古)


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アイ企画では、被災地への支援をこれからも続けて参ります。
ご協力を、どうぞ、よろしくお願いいたします。

posted by あべしょー at 13:54| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 12000名にカレンダーを贈るプロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月05日

カレンダー寄贈巡回中、被災者の方からのお話を紹介いたします

こんにちは、はじめまして!
アイ企画スタッフの千田です。

今回から、数回に渡って、
弊社の阿部がカレンダー寄贈の巡回中、被災者の方から伺ったお話を掲載していきます。

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老人ホーム.JPG

大船渡の小高い場所にある中学校のすぐ下には老人ホームがあった。
津波が黒い山のように押し寄せてくるのが見える。

そんな中、歩けそうな老人は杖で外へ出た。
中学生は助けようと後ろを向いたが、
校長は大声で「早く山に登れ!」と叫んだ。

数分後には、老人ホームは屋根しか見えなくなった。
「子供の犠牲は出せない」心痛な言葉が校長から出た。(大船渡)

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大船渡小学校.JPG

津波の影響を受けなかった高台の民家の人たちは、
食料を寄せ集めてむすびを作り、空腹で待つ学校の子供達に差し入れた。

子供一人に渡されたおむすびは2個ずつ。
先生や子供は「北里大学にも生徒がいるよ」と話し出した。
高台に在る大学にいる生徒たちに、
2個のうち1個のおむすびをみんなで集めて届けた。

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次回に続きます

posted by あべしょー at 15:37| 岩手 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 12000名にカレンダーを贈るプロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年カレンダー12000部を被災地に寄贈完了ご報告


5月4日羽黒山の被災の様子

2011年3月11日の災害から1年が過ぎようとしています。

震災当時、多くの方からご心配の電話やご支援を頂き、
感謝の気持ちは言葉では言い尽くせないものがありました。

人の心とは心底、胸を熱くしてこみ上げる感動を与えてくれ、
底なしの悲惨から支えてくれる原動力になるものです。

私達数人のスタッフで何が出来るのか?
即! 毎年制作していたカレンダーでした。

3月20日から2011年の版下で増刷して避難所に配布し、
小さい事ですがそれなりに喜ばれました。

津波直後から、北海道から沖縄まで毎年当方のカレンダー愛好者からも強い購買支援を頂きました。

雪降る被災地を3月から、主に沿岸小学校や避難所を巡回して野生動物映像を見せながら、
「命の尊さ」を子供達と共に理解し合い、カレンダーの制作を急ぎました。
6月末から、地元ボランテアの方に協力をお願いして1校ずつ、カレンダー寄贈の巡回を始めました。
被災地巡回を終えた昨年の12月初旬、大槌・山田等での峠超えの道は大雪でした。

たくさんのご支援のおかげで、
岩手〜福島、宮城の子供たち・先生方、12500名にカレンダーを手渡すことが出来ました。


あたたかいご協力・ご声援、誠にありがとうございました。

アイ企画ではこれからも、被災地の支援活動を続けてまいります。
どうぞ、ご協力をよろしくお願いいたします!

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次回から、カレンダー寄贈の際に被災者の方から伺ったお話を掲載していきます。
ぜひご覧ください。


posted by あべしょー at 14:57| 岩手 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 12000名にカレンダーを贈るプロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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