2012年05月29日

【アフリカカレンダー2011】12月夕暮れの隊列


<あべしょーの写真解説>
blog_2011_12.jpg

太陽は実に大きい。

太陽は実に大きい。
地球上何処から見ても同じはずなのに。
黒い絨毯には驚いた、夜は世界中の動物好きな人がバーに集まる。
時たま其処に顔を出す。
懐かしい顔も時たまあるからだ。

その後部屋に戻って驚いた。
次の瞬間、足が次に背中が、針で刺されたように痛い。
思わずシャツもズボンも脱いだ。床は真っ黒、よく見ると動いている。

蟻だ。
サバンナアントといわれる、小さな巨人だ。
ドンドン外側のガラス戸の隙間から部屋に入っている。
驚いて殺虫剤をまいたが、そんなもの全然効かない。
数が多すぎる。
急いで足で踏み潰すが全く多勢に無勢で全身に痛さだけが。
たまらない大声を上げた。ロッジスタッフが駆けつけた。

「アント、ミンギサーナー!ハターリ!」
(蟻が沢山いる!あぶない!)
痛くてどうにもならない。さらにスタッフ3名が駆けつけた。

何をしたと思います?
白い粉を先ずガラス戸に沿って線上に捲いた。
次にベットの周りに捲き始めた。
私の痛みは知らぬ顔でスタッフは夢中でまるで陣地を構築するように捲きつづけた。
10分も痛みに耐えて手で払い落とす私と対照的に、
スタッフが蒔いた粉は食塩だった。
見事に黒い絨毯は模様の本来の絨毯の色に戻ってきた。
スタッフが言うには、蟻は塩で防ぐのだ。

猛烈な痛みを与える敵軍蟻は進路を変えて外に退却。
その数から見ると潰した数はほんの一部にしか見えなかった。
以降その時のスタッフの顔を毎日見る度に
「ドクターアント」と私は呼んだ。
彼はにこやかで誇りある男になっていた。

とんだ災難だったが、今日撮った夕陽を眺めると、
心が穏やかになる気がした。



posted by あべしょー at 11:43| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月23日

【アフリカカレンダー2011】11月チーターの赤ちゃん


<あべしょーの写真解説>
blog_2011_11.jpg

チーター赤ちゃんは飽きない

この数年、サバンナは大きく変化した。
日本製の超大型カメラを持つ、中国人、インド人が増えた。
ロシア人は車上に大きな身体を乗せて片手でビールを飲みながらのドライブだ。
経済成長のお陰かも知れないが中でも中国人は圧倒的に多い。

「中国電影隊」とお揃いのユニホームと500ミリの巨大レンズ。
言葉が判らないお互いなので状態だけを見ている。
チーターの赤ちゃんの近くの道は車が渋滞するほどの混雑。
ワイワイ嬉しそうに、車上で声を上げている。
可愛いチーター赤ちゃんに興奮しているのだろう。
しかし、ギャーギャーとだんだんうるさいほどにボリュームが上がってくる。
だぶん赤ちゃんに「こっち向いて!」と叫ぶのだ。

それはまだいい。
文化の違いか生活習慣か、車から食べ物の空き袋を外へ捨てる。
これは日本でもカンの投げ捨ては見かけるが、
添乗員が問題か?サファリ出発前に充分注意をすべきなのに。
見かねたレンジャーは、チーターからかなり離れた場所に
中国団体の添乗員車を呼び出し強く注意し、ペナルテイーをとった。

インド人カメラマンは、チーターに近づき、
長時間夢中で撮影していたが、時間超過でこれまたペナルテー。
いずれも100ドルのチケットだ。

これからも経済成長国の旅行者が増えて、
ルールの指導にどれだけアフリカ人が対応してゆくか大変だ。
この美しい自然・サバンナと、美しい動物を目の前にして、
土にかえらないゴミを平気で棄てることは、
種族ヒトとしてのモラルを問われる行為だ。

夕日は侘しくも美しい。
太陽は決まって18時30分には地平線上にある。時計要らずだ。
門限19時。この30分に夕焼け撮影勝負となる。
予め被写体と場所の調査。
これは昼間からサファリー中に記録する。
ドライバーに充分判るように私の写真を渡しておいて、
私の考えを写真で見て構図の取り方を理解、勉強させる。
夕陽は刻々と沈み、同じ瞬間は二度とない。
その間に、あーでもない、こーでもないと
エンジンをふかしながら決めているわけにはいかない。
構図はドライバーとの信頼関係にかかっているともいえる。



posted by あべしょー at 10:07| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月19日

【アフリカカレンダー2011】10月子ライオン


<あべしょーの写真解説>
blog_2011_10.jpg

子ライオン

雨上がりの道に大きい足マークと小さい足マークが続く。
これを見て静かにマークの後を追う。
日本の雪国でも新雪の朝雪原をみて時たま動物の足跡を発見して「何の動物か?」判断する事がある。

サバンナの草深い茂みで足跡がプッツリ消える? 
この辺に移動したな?とライオンの足跡で判断。
それからが大変な時間だ。
朝に発見、太陽が昇り地は乾く。
双眼鏡で草の動きを探す、待つ事半日以上になる。
忍耐の連続です。

午後、親が茂みから出てくる獲物を探しにか?
子供は出ない、身体の大きさは足跡からある程度は推定できるが。

2〜3日はロッジから同じ場所に通う。
動物撮影ではそんな事は当たり前になるから不思議。
都会生活では私は電車も階段もセカセカ歩きセッカチだけど、
草原では「なんでこんなに耐えるのか?」
人生ノンビリだ、スワヒリ語で「ポレポレ」
その方が長生き出来るかも知れない。

イタリア人カメラマンの友人でリザードという人がいる。
もう5年ほどケニアやタンザニアで会ううちに友達になった。
彼も早朝は絶対に私の車を追い越して猛烈スピードで走る。
目的地到着は彼が一番だ。二番が私の車になる事が多い。
サバンナのルールで道から車が外れてはいけない。
サバンナの自然を守るためだ。
このルールがあるため、道路から草薮に隠れる動物を撮るには、
ポジション選びが肝心で、
到着が一番でなければ撮影の良いポジションはとれない。
撮影中はお互いが邪魔になる時もあるが、暗黙の合図で譲り合う。
これには人種や利害は無い。
私はイタリア語は全く出来ないが、それでも仲良い有人だ。


posted by あべしょー at 12:59| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月12日

【アフリカカレンダー2011】9月ヌーの川渡り

<あべしょーの写真解説>
ヌージャンプ.jpg

ヌーの川渡り

私がよくアフリカ取材で会うピーターという男がいる。
多分ケニア国籍を得た英国人?
万年シャツ要らずでいつも上半身は裸、
けむくじゃらの胸毛がシャツ代わりなのだ。。。

私の放送用ハイビジョンカメラ(15キロ)は大きく、
車の上に取り付けると遠くからでもよく目立つ。
彼も小型の新製品ハイビジョンカメラをと、
長い望遠の一眼レフデジタルカメラを使用。
車の上に上り、レンズをのぞく。熱い男である。

毎年、ケニアのマラ川でヌーの川渡りを撮影していると、
車で寄ってきてくれて、「ヤー」と手を上げる。
はたから見ればただの挨拶だけど、
40年ちかくヌーの移動を追い続ける私のそばに寄る方が
撮影の場所探し手間が省ける、というもの。
実際多くのドライバーは「アベ」という名前を知っている。

彼は一流のカメラマンでプロ根性からか夕方まで粘ったようだ。
しかし、サバンナには時間制限がある。
朝6時半〜夕方6時半までサファリをしてよいという決まり。
残念!レンジャーに見つかり、
タイムオーバーで罰金$100のチケットにサイン。
テントに戻り「阿部はペナルテーどうした?」
「君の1時間前に戻ったから」
豪快に笑う。サバサバする会話だった。
罰金よりもネタが撮れた満足感だろう。

裸の男は来年もこの地にやって来るだろう。
ヌーの川渡りのカレンダーを見ながら、
言葉はあまり通じなくとも意志疎通できるサバンナの仲間を思った。
posted by あべしょー at 13:46| 岩手 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【アフリカカレンダー2011】8月の写真

<あべしょーの写真解説>

シマウマ親子.jpg

シマウマの闘いは凄い。
メスを求めてオス同士がぶつかる。
そして子供が産まれると母親はとても可愛がる。
子供をなめてあげたり、顔を摺り寄せたり。

そんな和やかな雰囲気を出すシマウマたちだが、
新しい草を求めての長旅は、草食獣としての宿命だ。

2010年、ケニアのマラ川でのこと。
川といっても日本のように透明な水ではなく、
赤茶色のアフリカ大地独特の色をした水が流れている。

乾いた大地に雨は20日間も降らないで、土ぼこりがすごかった。
シマウマは水を飲みに、赤茶の土の岸壁をジグザグに降りてきた。
数百頭の群れだったが、隊列の後ろは早く水が飲みたいだろう。
それでも交代するまで、決して押し合う事はなかった。
15頭ほどが一列にならび、水を飲む。
その眼を望遠レンズ越しに見ると、白目をむき出しにし警戒していた。
そう、この水飲みは、命がけなのである。

その時だった。
1頭の仔馬が夢中で川の深みまで足を延ばした瞬間に、
水面が割け、仔馬の鼻先に食らいついた。
ワニである。
なんとか仔馬の鼻先だけが川面から出て、呼吸をしながらワニから逃げようとした。
その時、母親のシマウマが水中のワニめがけて飛び込み、
足で踏んだのだろうか、仔馬の体が水面から飛び出した。
助かった!
と思ったが、岸に上がった仔馬の足は完全にビッコだった。

この仔馬がこのあと生きていける確率は低い。
しかし、母の勇気がなければ、この仔馬は助からなかった。
いくら愛情を持って育てていると言っても、
「保身」という本能を捨てれるほどの愛情は、
数少ないと思う。
posted by あべしょー at 13:23| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月26日

【アフリカカレンダー2011】6月の写真

あべしょーの写真解説
ゾウ子供.jpg

<ゾウの子供>

ゾウは家族の絆がとても強い動物。

特に群れの中に赤ちゃんが産まれると、
その子が小さければ小さいほど
親兄弟は赤ちゃんを囲むように群れの真ん中に入れて行動する。
赤ちゃんの写真を撮りたくても、
すっかり囲んでしまっているので、うまく撮れないくらいだ。



ケニアのアンボセリ国立公園での記憶だ。
昔、ハイエナの群れに、赤ちゃんゾウが狙われたことがあった。

同じ群れのゾウたち十数頭は、一斉に大きな声で唸りだし、
その甲高い鳴き声の重なりと言ったら!
サバンナに異様な音が響き渡る。
赤ちゃんゾウの足は、数回咬みつかれてはいたが、
命には別状はなかったようだ。
群れが赤ちゃんゾウを完全に包み込むと、もうハイエナは手出しできなかった。
この強い絆に守られて、赤ちゃんゾウはたくましく成長するのだ。


移動の時は、赤ちゃんゾウは大変。
お母さんとも、兄弟とも歩幅が当然違うから、
なんとか遅れまいと小走りになる。

まわりに危険な動物や人間(車)の姿が見えない時は、
水に離された鯉のように親の周りをじゃれて自由に走りまわる。

歩き方もまだよちよち。
体の割に長い鼻を踏んで、転んでしまうこともある。
それでものびのびと元気いっぱいに耳を広げて
サバンナを駆けている姿は、
なんとも愛くるしいものです。

そして一人前に威嚇??の練習か?
まだ短い鼻を持ち上げて、こちらに向けて自分をアピールする。
写真をパチリ。

なんとも満足そうなイイ顔をしているよ!
posted by あべしょー at 21:39| 岩手 ☁| Comment(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月11日

【アフリカカレンダー2011】5月の写真

あべしょーの写真解説
ライオン親子.jpg



「スワンプ」とは、湿地帯の意味。

くぼ地にできたスワンプは、川とつながり、

さらには湖とつながっている。

スワンプを一周するのには、車で10分はかかる大きさだ。

ほぼ全体に、日本で言う葦の草に近い

かたいパピルスの茂みが広がっている。

このパピルスの根が盛り上がって、広い草の陸地を形成していた。


草原とはまた違う雰囲気のこの美しい場所には、

わたしの苦手なものも住んでいた。

刺しバエの多い事。

油断していると手、顔から足まで、ズキン!と激痛が走る。

「この野郎っ」と平手で叩こうとしても素早く逃げられる。

そんな悔しい思いは、ロッジに戻り、

腫れ上がった刺された部分にキンカンを塗りながら思い出す。。。

そんなスランプの茂みの中に、小刻みな草の揺れを何回も見るようになった。


このとき、スワンプの辺りは、

あるライオンのプライド(群)が縄張りとしていた。

スワンプがよく見わたせる丘の上には、3頭のメスライオン。

それも、よくスワンプの茂みに出たり入ったりするのを確認していた。

それが3週間続いた。



なぜここからライオンたちは離れないのか?

私達は考えた。回答は簡単だった。


草の揺れ動く部分が、

湿地帯の真ん中から、乾燥している外側に向かって

日増しに変わっていった。

そしてこの日、

かたいパピルスの根元を割って姿を見せたのが

赤ちゃんライオンだったのだ。



赤ちゃんたちは、このスワンプの中で生まれ、

母ライオンが戻ったときだけ乳をのみ、成長して歩き出し、

今初めて外の世界に出たのだ。

はじめは親の足元から離れなかったが、それも僅かな時間で、

3頭の赤ちゃん達は思い思いの方向に歩き出し、

親は急いで口に赤ちゃんをくわえて足元に戻す。

それでも他の赤ちゃんが走り出したりして、母ライオンは忙しい。

しかし、遠くに車の音が聞こえると、

本能的に親の足元にかけよった。

親は安全を確認し歩き出すと、赤ちゃん達もそれに従い歩きだした。



やっぱりいつまでも湿気の多い場所にいることは

人間でなくてもいやなのだろうか。

まだよちよち歩きの子供たちは、

懸命に母のあとを追って、サバンナにデビューした。
posted by あべしょー at 13:38| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月28日

【アフリカカレンダー2011】4月の写真



あべしょーの写真解説

チーター赤ちゃん2匹.jpg


<チーターの赤ちゃん>

チーターの兄弟。生後2ヶ月。


人間だってそうだと思うけど、

自分の子供が2〜3歳になって少し話すようになり、

ヨチヨチ歩きを始めれば眼を離せなくなる。



チーターの赤ちゃんも、

1〜2ヶ月になると人間の目で見ていても

母チーターは本当に大変だと思う。


でも、すやすやと安心して眠る寝顔を眺めていると、

子供に夢をもつではありませんか。



チーターを見ていても、

上手にえさを食べられるようになるだろうか?

けがをしないで、無事に大きく育つだろうか?



時間の経つのも忘れて見入る事がしばしばです。

決して飽きません。



チーターの赤ちゃんたちは、

早朝、飛び跳ねたり取っ組み合いをしたり遊び続けます。

その後はお乳をたっぷり飲んで落ち着きます。



母チーターが狩りに行ってしまったときも、

兄弟姉妹でよりそい、静かにまちます。



何時も私達の心を癒してくれる、サバンナの宝物です。
posted by あべしょー at 14:49| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月17日

【アフリカカレンダー2011】3月の写真

あべしょーの写真解説


バッファロー.jpg


<バッファローとキバシウシツツキ>


バッファロー。

何と言っても草食獣の大関だ。



大きく湾曲した角。

盛り上がった黒い背中。

遠くからでも一目で分かるほどの巨体。



しかし、気が小さい。



と言うか、敏感。

通常、集団で行動しているが、車が近づいてくると逃げることもある。

子供や仲間を守る意識が強いためももちろんあるが。



申し分の無い立派な巨体でも、

写真として作品にするには結構頭を使う。

あまり美しいとは言えないからだ。

しかし、その瞳には愛嬌がある。


キバシウシツツキ.jpg


愛嬌といえば、この小鳥もそうだ。

キバシウシツツキ。

口ばしの先が黄色のため、キバシとつく。



巨体につく寄生虫を隅々まで動き回って食べ、

時には鼻穴の中にまで入る許可をもらっている。

ウシツツキにしてみれば、えさを食べたくて動き回っているのだが、

こちらからしてみれば、

よく世話をしてくれるお手伝いさんのようにも見える。




さて、バッファローといえば、思い出がある。



以前、飢えたライオン家族20頭の群れが

バッファローに襲いかかった。

特にメスライオンはお乳が出なくなり、子供は餓死寸前であった。



突然の奇襲に、バッファローは立ち向かう事も無く一斉に逃げ始めた。

ライオンはバッファローを囲むように並行してその外側を走る。

若干逃げ遅れた巨体1頭が、ライオンに包囲され、尾を咬み付かれた。

逃げるスピードが少し鈍る。

瞬間に他のメスライオン数頭が一斉に襲いかかる。

大きな角で突かれないよう、ロデオのように背中に飛び乗る。

ライオンの子供たちはその太い足にかみついた。

バッファローはぐるりと身体をひねり、力強くライオンを振り落とす。

砂埃に朝日が差し込む。

そのまま4時間が経過し、ついには倒された。

双方命がけの、壮絶な闘いを記録したのだった。



産まれたてのバッファローの赤ゃんを

ハイエナ数匹に襲われたこともあった。

1頭のハイエナを追いはらおうと、赤ちゃんから少しでも離れると

その隙に他のハイエナに捕まり、とたんに餌食になる。



だから、どんなに力があり、強くても、

バッファローは集団で行動する事が多い。

仲間や子を守るために。



その一番のパートナーは小鳥なのかも知れない。





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posted by あべしょー at 12:11| 岩手 ☁| Comment(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月15日

【アフリカカレンダー2011】2月の写真

あべしょーの写真解説

サーバルキャット 正面.jpg

<サーバルキャット>



殆ど1日中撮影したい被写体に会えなかった。


ヌーやシマウマは見飽きているから撮影せずに素通りした。

でも本当は、それは間違い。

何故なら、オス同士のケンカ(ファイテング)や

母子のじゃれ合い等が見られるかもしれないから。

肉食獣が突然草むらから出てきて襲う事だってあるのに。



だが然し、そう簡単にはゆかないのがサバンナなのだ。

だからもっと目新しい何かを求めて移動する。



昨夜用意したパンやバナナで朝食、昼食をすませ、

携帯コンロでお湯を沸かしてコーヒーを飲む。

そうしながら、瞬間、何かサバンナが廃墟に感じる事もある。

実に我侭な思いかも知れないが。



夕日が沈みかけて周りが少し薄暗くなったころ

このサーバルキャットを見つけた。


サーバルキャットは警戒心が非常に強い。

通常みつけて車で追跡しても、車と同じ距離を保ちながら、

そしてあっという間に姿を消してしまう。

チーターに似たその柄は、草むらにうまく溶け込んでしまう。


サーバルキャット.jpg


しかしこの固体は違った。

空腹なのか、逃げずにきょろきょろとネズミでも探している。



暫く動きをレンズが追う。

周囲は完全に薄暗い。



そんな時サーバルキャットが、

私達のほぼ正面からこちらを向いて立ち止まった。


動かない。


私も息を止める思いになった。

カメラは焦点を完全に合わせた。



しかし、実に暗い!!

もう日が沈む。

感度はISO800に、シャッターは1/200程。



まるで飼い猫のようにこちらを見つめ、

ブルブルっと頭を振った。



偶然にも、そのときの一枚が、

まるでウィンクしているかのように、可愛らしかった。


サーバルキャットぱちり.jpg







posted by あべしょー at 14:32| 岩手 ☁| Comment(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月02日

【アフリカカレンダー2011】1月の写真

あべしょーの写真解説

1gatu.jpg


<子ライオンの冒険>



朝から小雨が降っていたが、サバンナに車を走らせる。

こんな時は車がぬかるみにハマってしまう危険があるが、

雨の中の動物たちの行動が撮影できる絶好のチャンスでもある。

ラッキーなことに、昼頃には雨はあがった。


もちろん舗装などされていない土の道路は、

ところどころ水溜りもあったが、直ぐに乾いた。

有難いことに土煙は舞い上がらない。



この微細な土煙がカメラやレンズの天敵である。

サバンナでは、カメラの修理センターどころか、

建物すら見つからないのだから…たらーっ(汗)



カメラは車上に取り付けたままにして、

アカシアの林に流れる小さな川沿いに車を走らせた。



くねくねと木を避けながら進んでいくと、

大きなメスライオン2頭が道路の真ん中で寝転んでいた。

湿った草薮から出てきていたのだった。



その脇には子供が4頭。

子供たちだけで追いかけっこをしていたようだが、

車のエンジン音に反応してそのまま止まったような格好をしている。

全員肉つきのよい身体は母親の子育てが上手な証拠だ。



車をとめてエンジンをすぐに切った。

子供たちはよほど興奮していたのか、すぐにまた遊び始めた。



母親はというと、すぐに眠り始めた。

こちらはよほど眠かったのか、あごを上にして寝ている。


「好きなだけ撮影しなさいな。

 だけれども、それ以上は私の子供たちに近づかないように。」



はい、了解しました ひらめき


母親たちに許可をいただいたようなので、早速撮影を開始する。



子供達は一斉にアカシアの木に登り始めた。

それも我先に登ろうと、慣れない手つきで木に爪をかける。



だれかが登ると、下から1匹がそのお尻めがけてかみついて下に引っ張る。

登った子はビックリして落ちる。

その間にもう1匹が木に登る。

また下からお尻を引っ張られる。

また下に落とされる。



少し登っては下に落とされ、

また少し登っては落とされ…。



あまりの無邪気さと懸命さに、おかしかった。



ついには木の上の方まで到達し、何とも満足げな顔でこちらを見る。



“カシャッ”  シャッターを切った。



満足したのか、そのままの格好で、下にズルズルと降り始める。

2番目に登ってきた子の顔に、そのお尻がくい込んだ。



もう笑わずにはいられなかった。



3番目の子はというと、下からまだかみついている。

1gatu-2.jpg


終始、うっすらと目をあけて見ていた母親たちが、

むくっと起き上がる。

そして子供たちとは別方向へゆっくりと歩き始めた。



子供たちは、この「遊び終わり」の合図にすぐに気付き、

今度は我先に母親のあとを追いかけていった。




posted by あべしょー at 14:23| 岩手 ☁| Comment(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月01日

【アフリカカレンダー2011】表紙の写真

あべしょーの写真解説

2011表紙.jpg


<表紙 チーターの赤ちゃん>

涼しそうなアカシヤの木の木陰。

おとなしそうな赤ちゃんを見つけた。




サバンナの早朝。

ロッジを出たのは、太陽が昇る6時30分頃だった。


私達はサファリカーの屋根を開けて、一面の草原に双眼鏡を向けた。

前日、他の車のドライバーから、

「チーターの親子がいるよ」との情報を得ていた。



探すこと一時間。

目的の動物が早く見つからないと焦る気持ちになる。



かなり遠くに、動く物体を発見。

「あれは?チーター?」と声を出すと、

ドライバーからは無表情に「車だよ」と言葉が返ってくる。



視力3.5の彼にはかなわない…バッド(下向き矢印)


その後10分も経たないうちに車は止まった。

目の前の草がほんの少し揺れ動くのを見た。



3頭の、生まれて1ヶ月を過ぎた頃?と思うチーター赤ちゃんを発見。

こんなに早くみつかるとは。

普通サバンナでは一日車を走らせても、なかなかお目当ての動物には巡り会えない。



3頭のうちの2頭は、盛んにじゃれている。

レスリングもどきをして遊んでいた。

短いシッポがプルプルと動く。

動物の赤ちゃんは何でも可愛いものです。



残る1頭はというと、おとなしく母親の戻りを待っているようだ。

こちらをじっと観察している。



他のサファリにでかけている車は気付かない様子で、

私達の1台のみであったので、見るのも写すのも自由だった。



何時までもおとなしく待つ姿を見ていると抱き上げたくなる。

そんな衝動にかられてしまいそうだったが、

また明日とその場をあとにした。
posted by あべしょー at 16:56| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月15日

アフリカカレンダー2011 【販売開始】



こんにちは!

こちら東北岩手県は紅葉のシーズンを迎えております。



さて、今年も完成いたしました!


ぴかぴか(新しい)アフリカ野生動物カレンダー2011ぴかぴか(新しい)


2011見開き.jpg


あべしょーが東アフリカの大自然サバンナで、

野生動物たちのありのままの姿を撮影しました。

写真全14点を収録。


2011仕様.jpg

<見開きタイプA3サイズ>

2011暦.jpg

<縦横3cm 予定を書き込みやすい>



掲載写真14点についての撮影裏話

これから少しずつ更新いたします。



どうぞお楽しみにるんるん
posted by あべしょー at 13:14| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カレンダー2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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